カンファレンスの前日は、会場設営、缶バッジ製作、打ち合わせなどを行いました。
わざわざ休みを取って手伝ってくださった方や、当日は都合が悪くて参加できなくても前日だけでもと親子でたくさん手伝ってくださった方や、仕事を終えてから夜遅くに駆けつけてくださった方や、長旅の後なのにすぐに協力して下さった方もありました。
メモ、筆文字、工作、パソコン、絵、写真、高身長、几帳面、計画性、行動の早さ、笑い、手先の器用さ、気遣い、声、・・・
それぞれに得意分野があって、それがいろんな場面で活かされていくのを見ると、まるで職人集団のようにも見えてきます。
こうしてみんなの力を集結してようやく開催できる運びとなりました。
本当に ありがとうございました!!
講師のみなさんを囲んで懇親会をしました。
鳥取らくだカンファレンスでは、つながることも大切にしています。
自己紹介をしたり、日頃困っていることをざっくばらんに相談したり、情報交換したり、とても和やかな、充実した会となりました。
当日は別のイベントも重なっていて宿を取りにくい状況でしたが、バンガローも楽しんでいただき、来年はぜひ、女子棟も借りてみんなでバーベキュウしたい〜!って思いました(笑)
男性のみなさんは、三朝温泉の河原風呂に行かれました。ハプニングもなんのその、翌日の英気も養われたようです♪
参加したいな〜!って思われた方は、
来年、是非、おいでくださいませ〜!
さあ、ここからが本番です。
およそ250名の方々の参加がありました。ありがとうございました。
受付には長蛇の列!!\(@_@;)/
お待ちいただいたみなさま、すみませんでした。
スムーズに受付ができるよう工夫したつもりでしたが、時間がかかり、申し訳ありませんでした。
来年は、もっとスムーズに受付ができるよう、実行委員が知恵を絞って取り組みますので、どうぞご容赦くださいませ。
スマホやタブレットが普及してきました。
中身の濃い講演をしてくださる講師の皆さんのお話をメモするのに、筆記で間に合っていますか?
お手元のスマホのカメラをメモがわりに使ってくださいね〜!
さあ、鳥取らくだカンファレンス2ndの始まりです!!
※ ごく個人的な内容もありますので、一部非公開のものがありますこと、ご了承ください。
「医療モデルから生活モデルへ
〜社会の受け止め方を考える〜」
9:30〜10:00
小児リハにおいて、障害の軽減、治癒も重要ですが、生活・人生の質の向上も劣らず重要です。生活モデルでのリハの主な目標は発達促進であり、ひとりの子どもの自立・自己決定の促進です。そして、主たる対象は機能障害ではなく、障害のあるひとりの子どもで、子どもの活動・社会参加の拡大です。関わる場所は、医療機関に限定されず、日々生活している場であり、関わる人も医師のみならず、親、家族、保育士、教師等々多くの職種の協働作業となります。
健康には4つのモデルがあります。
1.臨床モデル・・・ 疾病がない、正常
2.適応モデル (☆ R. Dubos)・・・自然的・社会的環境の変化への適応
3.役割遂行モデル (☆ T. Parsons)・・・期待される自分の役割を果たせる
4.幸福モデル (☆ AH. Maslow )・・・自己実現・自己満足
シンプルテクノロジーを活用して出来ること・役割の開拓をすることができます。
↓
生活を変える・・・役割を果たす、存在感
生き方を変える・・・充実した生活・楽しい活動
周囲を変える・・・共同活動の広がり
地域を変える・・・共生・共存社会
「明日のために、今日の我慢・辛抱」をする日々の生活ではなく、「明日を拓く、今日の充実・喜び」をもたらす日々の活動をしましょう!!
「重度障がい者・児の「できる!」を支援する
視線入力装置の可能性」
10:00〜12:00
視線入力装置を導入するための留意点や、支援にあたる者の
心構え、特に、障害がある人の生活に密着してしっかりとアセスメントとコミュニケーションをとることを教えていただきました。
通り一遍に知っているとか、本で読んだことがあるとか、そんな知識でやってしまうことはちょっと危険があるかもしれません。
当日は、webを利用して、実際に視線入力を使っていらっしゃる当事者の方とも通信して会場で話を聞かせていただきました。
こういうことができる技術があると、入院中の方や、自宅療養の方や、何らかの事情で学校に行けない方ともコミュニケーションできるので、可能性がどんどん広がりますね!!
視線入力っていう技術があるそうな・・・なんて言って行動しないと勿体無い!
機械だけ揃えて、当事者を置き去りにしてしまうのも考えもの。
そんなことにならないよう、
全国各地で、たくさんの実践や事例を具体的に紹介してくださっていますので、繋がって、実際に行動しましょう!!
そんな意味でも、Facebookを勧めてくださいました。
鳥取も頑張りましょう!
「自尊心やモチベーションを支援しよう!」
14:55〜16:00
困難さを感じている子どもたちのモチベーションを高めるICT活用について、一緒に考えてみませんか?
しんどい時に戻れる環境を整備する「安心支援」ができてスタートラインに立てる。
そして、チャレンジする意欲を支える「モチベーション支援」、そして、本人の困りに対する合理的配慮をして困難さを支援していくことで、次のステージへ進んでいくことができる。
ICTの二つの活用法として、困難さを支援していくことと、モチベーションを支援していくことがある。
困難さを支援していくのにはピンズドの支援が必要で、フィッティングのための技術や観察・分析のスキルが重要である。
モチベーションを支援していくのには、アバウトな支援、今すぐ実行可能な支援である。
ICTは、いわば、カレーライスの福神漬けのようなもので、決して主役ではない。
福神漬けは、まあ、らっきょうでもいいのだが、食べたいと思う気持ちを増幅させてくれる存在である。
ICTは、まあ、アナログでもいいのだが、やりたい気持ちを増幅させてくれる存在である。
けして、ICT(福神漬け)が主役になってはいけない。
多様性を認め合う社会を目指す中に、支援や合理的配慮は存在する。
多様性を認めあえる社会を、一緒に目指してみませんか?
「できる!したい!を叶えるタブレット活用法」
16:00〜17:10
全体会と、分科会を二つ、合わせて3つも講演していただきました。
全体会は、 「できる!したい!を叶えるタブレット活用法」 という概論。
分科会は、主に学校でのLDの支援に役立つ支援者(教職員)向けの実践講座と、当事者向けの実践講座です。
期待通り、また、それ以上に良かったと感想をいただいています。
早速、覚えた技を活用しておられる方もあるようです。
レジュメはこちらにアップして下さいました。
↓
このプログラムは、子どもが示す困難さについて、焦りや苛立ち、不安などをあわせて心理的に体験することによって、子ども理解を深めることをねらいとしています。
「読む」「書く」「計算する」「聞く」「話す」「不器用さ」の6つの領域について①体験②ディスカッション③解説の3段階でプログラムが構成されています。
適切な支援は、子どもを理解することから始まります。
読み書き計算聞く話す推論する等の苦手さを体験して、教育の場でどんな支援が必要か疑似体験してくださったみなさまと一緒に考える時間になりました。
※ 疑似体験の内容につきましては、記事等のアップはご遠慮ください。
今回は4人の方から体験発表をしていただきました。
ファシリテーターとして鳥取大学の小林教授が、みなさんの話を聞きながらコメントや質問を投げ返してくださり、とても意味のある充実した時間になりました。
発表してくださったみなさんへのエールに、また、これからの生きる力の源に、自己理解のきっかけになったことと思います。
参加してくださったみなさんにとっても、障害を前向きに捉え、周囲の理解と個に合った支援の大切さを感じていただけたのではないでしょうか。
パワーポイントを使ってのプレゼンテーションもわかりやすく、イメージを共有することができました。
※ ぶっちゃけ話の内容につきましては、記事等のアップはご遠慮ください。
視覚障がい者は情報弱者になりやすいと言われています。世の中の情報の多くは視覚から入ってくる情報です。では視覚障がい者はどのように情報を入手するのか?
視覚障がいについて、支援について、ICT機器について、そして盲学校について色々とお話ししました。
【講師】
山﨑貢祐
理療科専攻科教諭 あんまマッサージ・鍼・灸国家資格保持者
片上義弘
高等部保健理療科講師 情報教育担当
鳥取盲学校について
〒680-0151
鳥取県鳥取市国府町宮下1265番地
TEL:0857-23-5441 FAX:0857-23-5442
Email:torimo-s@mailk.torikyo.ed.jp
設置学部
小学部・中学部・高等部普通科・高等部保健理療科・専攻科理療科
鳥取県立皆生養護学校教諭
「スイッチおじさん」こと美舩俊介(みふねしゅんすけ)
今年は、今までのスイッチを使った実践をふりかえって、活用のコツについて考えてみました。
1.どんなスイッチをどう使うか?
スイッチと言っても押す、倒す、引くなどいろいろな動きを利用するスイッチがあります。スイッチの種類を紹介しながら、セッティングの方法や工夫などについてもふれていきます。
2.スイッチでなにを動かすことからはじめるか?
スイッチを使った実践といってもなにを動かしたらよいか迷うところです。「自分がスイッチを操作したら○○が変化した」ということがわかるためにはなにを動かすことからはじめるか考えます。
3.スイッチを使った活動をどう広げていくか?
スイッチを使った活動をどう広げていくか、生活の質を高めるといった視点から考えてみたいと思います。はじめはおもちゃからかもしれませんが、そこからどう発展させていくか、今までの実践をふりかえってみます。
4.まわりにいる者として心がけるべき点はなにか?
人はまわりとのやり取りの中で、成長します。よりよいやり取りになるようスイッチを使った活動をする際、まわりにいる者として心がけるべきことについて考えます。
拓司さんがオリジナルスイッチを駆使して作ってくださった動画をみんなで見せていただきました。
部屋には、拓司さんの絵と、鶴石さんの絵が飾られています。
わお!
なんとこれは、らくだバージョン!!
ありがとうございます!!!
バイブ枕と音楽のコラボ
「もうちょっと低音も入れて」と伊藤先生
「これでいいですか?」とDJ.YUTAさん。
どちらもプロフェッショナル!!
バイブ枕を抱くと、音楽が体の底から響いて聞こえます。
DJ.YUTAさん(←若者)と実行委員長(←オバサン)との恋人談義。
トークショー風。時には真面目に、時には可笑しく。
親子世代なので、この世代ギャップが面白い!!
演奏中のYUTAさん。
色々な音を組み合わせて、心に響く音楽を生演奏してくださいました。
日々の生活を楽にするために、たくさんの用具があります。
今回は、その用具をいくつか展示しました。
例えば、ベッドから車椅子に移る際に安心して楽に移乗できる用具である「床走行式リフト」や、ちょっとした段差なら楽々乗り越えられる「次世代型電動車椅子Whill(ウィル)」、長時間ベッド上で生活される方でもそのままで視界が広がる「電動ベッド楽匠Z」などがあります。
実際に使っていただき、困っていることを、今ある道具で解決できることや使用感の快適さを感じていただけたことと思います。
分身ロボットOriHimeと、視線入力OriHime eyeをご覧いただきました。
障がいや入院や不登校などが原因で移動やコミュニケーションが困難なとき、OriHimeが夢を叶えます。
子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」です。
OriHimeにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、家や会社など行きたいところに置き、インターネットを通して操作できます。
OriHimeを操作することで、周囲を見回したり、あたりの人と「あたかもその人がそこにいるように」会話できます。
今年の「心もらくだ〜」は、セミナールーム4と、セミナールーム8の2会場で開催しました。
セミナールーム4では、絵本のコーナーと、プラレールのコーナー。
セミナールーム8では、ゲームのコーナーがありました。
ゲームの部屋では、初めてTRPGを体験する方や、ゲームリーダーデビューもありました。
初対面の方ともうまく遊べるようにリードしてくださったり、丁寧に教えてくださったりした優しいお兄さんがた、お姉さんがた、どうもありがとうございました。
今日の学び、今日の出会い、
私たちは、あしたから何ができるでしょうか?
本日の登壇者をはじめ、来場者、主催者が一堂に介し、
明日の夢を語りましょう!
今日のたくさんの学びを、ああ、良かったで終わることなく、実戦へつなげよう!
事前申込みをいただいた方や当日飛び入り参加してくださった方と、軽食とソフトドリンクで交流会をしました。
メニューは、倉吉の美味しい唐揚げで有名な「レストラン味喜」の唐揚げ、「市場食堂」の皿盛り料理、「ベーカリーマーケット」のサンドイッチ盛合わせ、枝豆、お菓子、飲み物でした。
自己紹介、名刺交換、じゃんけん大会などを交えながらのひとときを、楽しく、おかしく、忙しく過ごして、あっという間に予定していた時間を迎えました。
今日出会えたことに感謝し、今後も繋がって情報収集しながら、目の前にいる方のよりよい支援につながるよう、意を新たにしました。
また来年も会いましょう!
「心に残ったこと」
「明日から私は〇〇します」
「スタッフへ愛の一言」
などのお題で、一言メッセージをいただきました。
いただいた言葉をもとに、3rdに向けて、また、頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
片付けも無事終了!
なんか、若い頃の部活をやりきった気分になって、円陣を組んでみました♪
みんな、おつかれさま!!!
おーーーーーっ!!!!!!(笑)
最後までたくさんのご協力ありがとうございました!!
鳥取らくだカンファレンス実行委員会
TEL: 090-6414-5337
E-mail: tottorirakuda@gmail.com